人気ブログランキング | 話題のタグを見る

四月の着物 その1(希望)

先日、
免許の書き換えに行ったあと、少し時間が取れたので久々に着物を着ました。

本当は、一度くらい着物で免許の写真に収まるのもいいかしら…と思っていたのですが、
京都府での免許の更新ができるのは伏見区にある運転免許試験場のみ。
そこに朝9時くらいには入らないといけない、と言う事で着物は断念しました。
(午後1時からの手続きもできるようでしたが)

実はワタクシ、今回初めてのゴールド免許。
たった30分の講習+諸々の手続き=2時間もかからず終了…は、
かなり嬉しい出来事でした。
ただ、他府県のように最寄りの警察署でできたなら、もっと時間が節約できて、
着物、着れてたかも(^^;;;ですけど




免許更新の後向かったのは四条。
目的の一つは刃物の有次に行く事でした。
独身時代、一人暮らしを始めた時にたまたま家にあった菜切り包丁を
使い始めて、20数年。たいした手入れもしてなかったからでしょう、
先日、とうとうの柄が朽ちて折れてしまいました。
以前から一度ちゃんと自分にあった包丁を買いたいな…と思っていたので、
これは良い機会と、
日本で最も有名な刃物屋さんの一つ?、有次へ行く事にしました。
錦通りを高倉から歩いてやっとたどり着いたら、
お客さんは日本人より外国人の方が多くてびっくり。
皆さん、たぶんプロの方なんでしょうね、
じっくり相談して包丁を選んでおられるようでした。
私はと言うと、
早速出てきた店員さんに「主婦の私にはどれが一番良いですか?」と
聞いたところ、帰ってきた答えは「万能包丁」
え? 心の中では鋼で片刃の物を購入するつもりだったので、正直ちょっとがっかり。
一応ささやかな抵抗
「片刃はダメかしら?」と聞いてみても、こっちの方が使いやすいですよ、と一蹴され。
「片刃では研ぐ角度が難しく、お薦めしません」とのことなのです。
そりゃ店員さんもプロ。
どう見ても単なる主婦に、使いこなせないだろう物を薦める事はできないのでしょう(泣)
奇しくも、目の端に入ったプロ仕様の値段の高さ!に
予算1万円の私は、(しかもカードは使えない)引き下がるしかありませんでした。
それでも、
裏に名前を入れてもらったら、急に嬉しくなったりなんかして!(笑)
(名を彫ってくれる、のはもれなくです(^^;;;)
四月の着物 その1(希望)_c0206047_7141668.jpg

(この裏に名前を)
しかし帰ってから初めて気が付いた。
家にあるもう一本の三徳包丁とパッと見、見分けが付かない!(爆)
ただ切り味は鋭く(当たり前)、
この使い心地を長持ちさせるには日々のお手入れ、今度こそ手を抜けません!




この後、2、3の用事を済ませて
京都で3度目の展示会を開催されていたKimono Gallery 晏さんへ。
時刻はもう5時を過ぎていたでしょうか。残り時間はほんのわずか。
しかしそれくらいの方が自分をセーブするには良いか…とも思ったりして。
まさしく正解でした。初日の会場は魅力的な商品でいっぱい。
リーズナブルな物もたくさんあり、もっとじっくり見ていたら、
確実に何かを手離せなくなっていたと思います。
会場は既に多くの方がいらっしゃって、皆さんとても楽しそうに選んでおられました。
羨ましかったなぁ。でもま、私は次回ということで。
この日、着ていたのは、
四月の着物 その1(希望)_c0206047_149636.jpg

某サイトで非常に安く手に入れた十日町紬 に、
同じく某仙○屋オリジナルのバティック九寸。
この日は頑張って角だしに。
でも結び慣れてない度合いは如何ともしがたく、見るも無惨なへなちょこ角だし。
自分の技術の無さを棚に上げて言いますと、
やっぱり角だしには、もっともっと張りのある織りの帯の方が良いのでしょうね。
着物も実際はもっと黄色っぽく、私の肌の色にはあまり似合わない色なので、
半襟は薄いグレーにして、黄色を打ち消してくれることを期待しました。
効果の程ははなはだ?ですが。
帯揚げは深緑を使うつもりが、帯揚げを手に取るころは(慣れない帯結びに)頭まっ白状態で、ミステイク。
いや、
実はこの日は帯結びだけでなく、幾つか慣れない事を試してみていたのです。
例えばサラシを巻いていたのを市販のブラジャーにしてみる、
いつもと違う補正の入れ方をしてみる…等々。
結論としては、
マイナー・チェンジは一度に一つにするべきである、です。
by r_gardenspace | 2010-04-14 07:17 | キモノ
<< 2010春のチューリップ 春の黄色い花たち >>