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芹沢銈介展へ

例年なら穏やかな晴天に恵まれるはずのGW、
今年は大変な天候でしたね。
台風のような低気圧に、竜巻!だなんて!
暫く埼玉に住んだ経験上、関東平野の強風の凄さを知っているつもりでしたが、
竜巻だなんて、
想像もできない恐ろしさだと思います。
被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げますとともに、
いま暫く厳しい天候が続くかもしれないとのこと、
予報の出ている地方の方には
なお一層、どうかお気をつけてくださいますよう‥
これ以上、被害がでないよう祈るばかりです。。。


このGW、
関西では幸い大した被害はありませんでしたが、
雨に降られる日が多く、
せっかくのGWに庭仕事がはかどりませんでした。
まぁ、晴れた日には出かけているのですから自業自得なんですけども。
実際、日々変化している植物たち。
一日でも早くアップしないといけないと思いつつ、
着物関係の記事も滞ってまして‥





まずは4月22日、
いつものお友達と京都文化博物館で開催中の「芹沢銈介展」に行った時のことなど。

芹沢銈介と言えば、名前こそ記憶になくても
作品を見れば、思い出す方も多いことと思います。
柳宗悦の提唱した「民芸運動」に賛同して、
型染めという技法を使って多くの作品を残しています。
型染め‥元はと言えば沖縄の紅型ですね。
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着物はもちろん、本の装丁や、のれんなど。
↓これは昨年、ニュヨークのジャパンソサエティーで開かれた時のポスター
今回の展示にはなかったですが、これ、大好き〜〜〜ぃ!!

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↓これはどこかで見た模様ですね。京都のお煎餅屋さんの包装紙(^m^)
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私も恥ずかしながら、今回展覧会に行って初めて、
昔、河原町の民芸品屋さんで買っていたカレンダーが、芹沢銈介のものと認識しました。
勉強不足がバレますね‥
型染めの作品は見慣れたものが多く、懐かしい印象でしたが、
何より、たっくさんあるスケッチの素敵なこと!
↓もうこんなスケッチがいっぱいいっぱい!目が♥です。
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実はこのGW中に、
東京で開かれていた大友克洋展にも足を運んでいたのですが、
その時にも感じたのと同じ、
並外れたパワーと集中力、情熱を作品から受け止めていました。
(内容は全然違いますけどね(^^;;;)
とにかく描き続けることの重要性を改めて実感。
下手でもいい‥描かなくっちゃ って。うんo(^‥^)o






さて
この日の着物です。お友達は‥
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これ、なんと、リサイクルの結城なんだそうです!
濃紺に唐草の地模様。(逆光で判りづらくて申し訳ない(^^;;;)
きっと普通に購入したらめちゃめちゃ高いはず!
でも値段を聞いてびっくり!!とーーてもリーズナブルなんですよ。
裄が少し短いそうですが全然気になりませんね。
なによりいつもながらスレンダーなのでとってもカッコいい!
帯はグリーン主体の南風原花織です。


私は(この日は天候がもひとつだったので)大島で。
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〜そうそう、実は前日お会いしたmomoさんに
着物の話をチラッとしたら、雨だったら大島ですか?と聞かれたのです。
それまで全く大島を着るつもりはなかったのですが、
momoさんの一言で「その手があったか!」と気がついて‥わはは
momoさん、良いアイデアをありがとうございました!
安物で滑って着にくい私の大島ですが、
水にも強い大島はこんな日には最適ですね。
合わせたのは、太子間道の八寸。
そろそろ暑くなって来ましたので、袷はもう終わりかな‥。
この後GW中に一度だけ着物を着たのですが、
その時のレポートは後日にでも‥
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by r_gardenspace | 2012-05-09 00:10 | 見た

草間さん恐るべし

先日、またもや会期ギリギリで草間彌生展に行って来ました。
↓以下、ダラダラと独り言のような長文が続きます。
お嫌いな方、どうかスルーを‥m(_ _)m



この展覧会、
1月から開催されていたのにも拘わらず、今まで先延ばしにしていたせいで
案の定(私と同じ様な)駆け込み鑑賞客でいっぱいでした。
いきなりの、チケット売り場の長蛇の列に、ちょっとゲンナリ。
いつもなら行列のできているようなところはあえて行かないのですが、
わざわざ大阪まできて、敵前逃亡もねぇ‥並びました(笑)

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草間彌生さんの存在を知ったのは(σ(^_^;)は遅くて)ほんの数年前です。
いきなり白状しますと、草間さんの作品、
私(ここだけの話ですよ)「好き」とはよう言いません。
特に絵画作品は、草間さんご自身の内部にある『何か』を、
ただひたすら吐き出し続けてる‥と感じて怖い。
そこには見る人間の視点など全く意識になく、
自分を昇華する為だけに‥
ある意味ものすごく純粋な芸術作品だと思いますが、
だからこそ、私の感性との接点がみつからないんです。

ところが、
インスタレーションや立体作品になるとちょっと違います。
三次元で迫ってくるインパクトはものすごく、
見ている人間は否応なく、草間ワールドに引き入れられてしまいます。
好き嫌いは別にして、その時に感じさせられる違和感などを
自分がどう受け止めるか?そこに興味が有りました。

思えば、
初めて草間作品実物を見たのは2007年、瀬戸内海のアートの島、直島でした。
直島には大きなカボチャが2つ展示してあります。
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それぞれが別の場所に、しかも自然の中にあるので、
あのすんごい作品も、なにげにその場に溶け込んでるから不思議だったのですが、
それでもあの大きさでそこに存在するというのは、
絵画以上に、何か気持ちをざわつかせるパワーがありました。
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↑こちらのカボチャは内部にも入れます(左の大きな黒い丸がopen)




今回の国際美術館は、会場全体が草間ワールド。
さぞかしものすごい事になっているのだろうな‥と期待して行きました。
エントランスから草間さんのヘビロテアイテム水玉が貼ってあって、
気分を盛り上げてくれます。
会場の入り口は地下三階?チケット売り場(B1?)までの、吹き抜けエスカレーター上も
巨大水玉バルーンが浮かんでたり‥と、GOOD。
入り口 入ってすぐは大きな水玉の部屋(部屋全体に水玉模様)
この、水玉に囲まれて上も下も右も左もない感じが非現実的で‥気分が高揚します。
このあと絵画作品がダーッと並べられた部屋が続きますが、
こちらはあまり見る気がせず、スルー。

楽しみにしていたのはチューリップの部屋。
実は先に行った友人達の撮った画像(撮影可なのです)を見て、
私 かなり期待していました。
そこには大きな立体チューリップが設置されているのですが、
壁も床も天井も、そしてその立体チューリップも水玉模様、と、
全てが水玉で同化した上に、
計算された照明の当て方でほとんど影がなく、三次元の空間に見えないのです。
始め、その画像に何が写っているのか判らなかったくらいです。
なので、きっとこの部屋に入ったら遠近感が飽和して、
浮遊している感覚に包まれるのでは?と期待したのです。
ところが!
う~~‥やっぱり終了間近の観覧が失敗でした〜
「人々」という異物の存在で、パースが発生して‥
はっきり3D感がわかっちゃった。残念。
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いやいや、
落胆するにはまだ早い。
もう一つ、絶対体験してみたかったインスタレーション、
「魂の灯」があります。
「魂の灯」は小さな箱の中で表現されるインスタレーションなんですが、
やっとその場に着いたら、そこにはチケット売り場以上の長蛇の列が。
一度に10人程しか入れないので入場待ちの人が溜まるのもしかたないですね。
しかし観覧時間はほんの10秒くらいなので(それくらいで箱から出される)
案外早く列は進んでいきます。
私の前のグループ10人目がちょうど、私の前で区切られたのはラッキーでした。
私は先頭で入箱(笑)先頭こそがこの空間を堪能出来ます。
それがこれ↓

「魂の灯」はまぁ想像通りの部屋でしたが、美しく、素直に楽しめました。
ここは、チューリップの部屋とは逆に、
何もないところに遠近感を作り上げてるんですね。
銀河の中心。そして浮かんでる(^^)


今思うと、
立体やインスタレーションには、
草間さんの、見る人間に対しての計算が存在していたんですね。
だから私でも楽しめたのか。な〜んだ。
それなら、
絵画作品ももっと見る人間を意識して展示して欲しかったな、と思います。
今回の展示は、大きな四角い空間の、三方の壁に作品を貼ってありましたが、
例えば、もっと小さい部屋にして6面全部を作品で埋め尽くすとか。
そんな風にしたら絵画作品がもっとパワーアップして、
見ている私達の気持ちがもっともっとざわめかされたかも!!

〜って、
もしかして私、草間さんのファンになっちゃった?笑

‥確かに、
あれほど「解からんわ」と思っていた絵画作品の中に
あの日、お気に入りを一点、発見してしまったのでした。

草間さん恐るべし。
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by r_gardenspace | 2012-03-26 22:29 | 見た